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1歳児と行く「千と千尋の神隠し」の舞台「台湾・九份」まとめ

どうも、海外旅行好きのpapaTECH KYOです。

先日、妻と1歳1ヶ月の息子と4泊5日台湾旅行に行ってきました。その際に、台湾で有名な観光スポットと言えば、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の着想を得たと言われる「九份」へ行って1泊してきましたので、その際のプランと反省点をまとめてみたいと思います。


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なお、以下に出てくる料金や情報は、全て2016年10月時点のものとなります。1元=3.29円。 

<目次>

 

九份(Jiufen)とは

台湾北部の新北市瑞芳区にある山間部の町です。日本統治時代に金鉱山として栄えたものの、1971年に閉山。宮崎駿監督によるスタジオジブリが2001年に公開した「千と千尋の神隠し」のモデルになったと言われ、再び観光地として注目されるようになっています。

日本語では、キュウフンと呼びますが、現地ではJiufen/ジウフェンと発音します。

 

九份への行き方/帰り方

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九份への行き方は、いくつかありますが、実際に私も利用した最も安く行ける方法をご紹介します。その方法は、台北駅から電車とタクシー(又はバス)を乗り継いでいく行き方です。片道約1時間30分程度で行くことが出来ます。

台北駅➜瑞芳駅(約40〜60分)

まずは、台北駅から瑞穂(Ruifang/ルイファン)駅まで鉄道「TRA」に乗って行きます。関東でいうSuicaにあたる交通系電子マネーEASY CARD(悠遊カード)で乗るか、切符を購入して乗る形になります。


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TRAの切符は、台北駅1Fの大きなホールにある窓口か自動券売機で購入することが出来ます。日本語の表記は無いので、不安な方は、駅名と枚数を書いた紙を窓口に提示して購入しましょう。それも不安な方は、横にあるInformationに行ってみましょう。運が良ければ日本語が話せる方にサポートしてもらえるかも。

なお、瑞芳駅行きの電車には、以下の種類がありますが、それほど乗車時間は変わりません。私たちは、自強号(特急)にはタイミングが合わず、行きも帰りも區間車(各駅停車)に乗りました。

  • 自強号(特急): 38分〜41分
  • 莒光号(急行): 40分〜50分
  • 區間車(各駅停車): 43分〜55分 / 49元

電車の乗口は、地下1階の4番線ホームにあります。「TRA」という案内を目印に向かえば大丈夫です。ホームでは電光掲示板があるので、電車の確認ができますし、周りの台湾人の方に聞けるとより安心です。

瑞芳駅➜九份(約20〜30分)
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瑞芳駅行きについたら、バスまたはタクシーで九份まで目指しましょう。バスは一人15元で安いですが、バス停まで数分歩く必要があったり、バスを待つ必要もありますので、小さいお子さんがいる方は、タクシーがオススメです。料金は、一律205元でした。乗る前にドライバーに確認しましょう。
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タクシーやバスに乗ると、全家Familymartや7-Elevenの近くで降ろされると思います。その7-Eleven向かって右側奥の道が九份老街メインストリートの入り口です。

 

抱っこ紐と雨具は必須

九份のメインストリートである九份老街の道は、非常に狭く、混み合っており、階段も多いため、抱っこ紐は必須です。ベビーカーでの移動はほぼ不可能と思った方が良いです

また、山間部であるために、天候が不安定で、雨がかなり強く降ることが多いため、折りたたみ傘とレインコートも持っていくことをオススメします。私が滞在した1泊2日の間も、ほぼ大雨で大変でした。

 

美味しい食事スポット

食べ歩きが醍醐味と言われる九份ですが、小さい子供がいる場合は、やはり席に座って食べたいですよね。ということで、席がある人気のお店3つをご紹介します。ただ、小さい子供向けのメニューやハイチェアーなどは、あまり期待出来ないと思います。

息子には日本から持っていった離乳食を食べさせながら、妻と私は、交互に息子を抱っこしながら食べていました。

ワンタン麺

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九份老麺店のワンタン麺は、クセのないシンプルな味付けで、プリッとしたワンタンが非常に美味しいです。お店はかなり狭く、ゆっくりは出来ませんが、サクッと食べるには気が楽な感じです。

日本語や英語のメニューは無さそうでしたが、ワンタン麺の写真と片言の日本語でなんとか注文出来ました。牛肉麺も美味しいらしいです。

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タロイモ団子スイーツ

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阿柑姨芋圓のタロイモ団子は、日本のおしるこに似た味で、優しい甘さが安心感があって、とても美味しかったです。店先で注文し、その場で受け取って、奥の広いスペースで食事ができます。ちなみに、タロイモ団子は、温かいのと冷たいものを選ぶことができますが、温かい方が個人的には好きです。

また、結構階段を登らないといけないのが大変なのですが、その分お店からの眺めは素晴らしいようですよ。(雨だったので、残念ながら私は見れていません)

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お茶屋 
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阿妹茶酒館は、九份に訪れる日本人観光客は必ず行っているのではないでしょうか?外観は、まさに「千と千尋の神隠し」の世界観が溢れ出るお茶屋さんです。美味しい茶菓子とお茶を入れて頂けます。お茶のおかわりは自由ですが、自分たちで入れる形です。

ただし、かなり人気で混み合っているため、接客サービスはスピード重視の流れ作業感が出ており、正直ゆっくりお茶できる雰囲気ではなかったのが残念です。

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ホテルに一泊

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九份は、台北から日帰りでも行ける距離(都内から箱根ぐらいの感覚)なのですが、今回、千と千尋の雰囲気を最も味わえる夕方に行くこと、子供に負担をあまりかけないこと、を考えた結果、九份で1泊することにしました。

そこで、九份老街メインストリート入って間もなくの場所に位置する3つ星ホテル Chiu Chunt Dint InnというホテルをExpediaで予約しました。階段を登らずにたどり着ける位置にあること、空気清浄機とウォシュレット付きトイレがある点、料金が比較的リーズナブルである点がポイントで決めました。雨の中、子供を抱っこして、スーツケース引きずって階段登るのは、大変ですからね。

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部屋(Superior Double)の広さは、ダブルベッドの他スーツケースを広げると床のスペースがほとんど無くなる感じです。お子さん連れには、ちょっと狭いかもしれませんが、一泊ならなんとかなるレベルかと。

 

九份老街マップ

上記で紹介したお店やホテルの位置関係がわかるマップがこちらです。

バス停や7-Elevenがある場所から伸びる細い道が九份老街メインストリートです。両端に飲食店やお土産屋さんなど多くのお店が連なっています。阿妹茶酒館や阿柑姨芋圓への上下の細い道は、階段になっています。

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反省点

TRA時刻表確認漏れ

台北駅から瑞芳駅へ行くTRAの時刻表の一覧を台北駅で確認しようと思っていたのですが、見つけられませんでした。そのため、わからないまま窓口で買ったのですが、拙い英語では、何故か1時間以上遅い出発時刻の切符を買ってしまいました。これによって、その後の予定が遅れてしまいました。

事前に時刻表をチェックしておきましょう。TRAが開示している公式の時刻表は、日本語版が無いらしく、正確かどうかはわからないのですが、ぺたぺた台北とりっぷさんが載せられていたので、引用させて頂きます。必ず現地で正確な情報を確認するようにしてください。

 

《台北駅→瑞芳駅》2016年10月13日現在 時刻表
区間快 10:10 → 10:54
莒光号 10:14 → 11:03
区間車 10:24 → 11:15
区間車 10:54 → 11:45
普悠瑪 11:30 → 11:59(普悠瑪は、悠遊カードでは乗車できません)
区間車 11:34 → 12:22
莒光号 11:55 → 12:37
区間快 12:18 → 12:59
区間車 12:34 → 13:23
普悠瑪 13:10 → 13:39(普悠瑪は、悠遊カードでは乗車できません)
区間車 13:30 → 14:18
区間車 14:04 → 14:53
区間車 14:34 → 15:22(16時頃までに九份に着くならこの電車が最後)
区間車 15:05 → 15:59
区間車 15:34 → 16:24
自強号 15:54 → 16:33
(平日・土日同じ)

九份の行き方 – 電車 タクシー バス 料金・注意点 1/4より引用

雨の強さ


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雨が多いことは事前に調査済みであったものの、正直甘く見ていました。台風でも来ているのかと思うほど、本当にドシャ降りです。 子供を雨に濡らして風邪をひかさないように、少し大きめのレインコートを忘れないようにしたほうがよいです。

私は、100均のレインコートを持っていったので、少し小さく、下半身が結構濡れてしまいました。

 

人の多さ

夕方は、日本人観光客が多く、特に混み合います。雨の中、阿妹茶酒館への階段で行列立ち往生、といったことになる可能性がありますので、タイミングをうまく見計らって行ったほうがいいです。

 

まとめ

大変ではありますが、小さい子供連れでも九份に行けくことが出来ました。少しは参考になりましたでしょうか?台北からほど近い距離にある九份、まだまだ魅力があると思いますし、是非一度行ってみて下さい。

また、今回は個人旅行で行ってきましたが、現地オプションツアーでも行けるため、少し不安な方はこちらを申し込むのが良いでしょう。実際、お店で同席になった日本人は、ツアーで来ている方がほとんどでした。ホテルからの往復移動や食事、日本語ガイドまでついているプランもあり、安心です。