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新型MacBook Pro 2016とSurface Book 2016の比較

どうも、元Windowsユーザで現在MacBook AirユーザのKYOです。

日本時間2016年10月28日、Appleから4年ぶりにリニューアルしたMacBook Proが発表され、マイクロソフトからも新型のSurface Bookが発表されましたね。Twitterなどでは、既に盛り上がっていますが、まだ購入するには悩んでいる方も多いと思います。私もその一人です。

そこで、同時期に発売、発表されている両巨頭のラップトップを比較したいと思います。(2016年12月1日に一部、実機操作の感想を追記しました)

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<目次>

 

まず基本スペック比較

今回、MacBook Pro 2016(以下、MacBook Pro)のTouch Bar搭載モデルとnew Surface Book i7(以下、SurfaceBook)の基本スペックを表にしてみました。こうしてみると、MacBook Proの方が軽く・小さく、SurfaceBookの方がCPU, GPU, 解像度、バッテリーなどの性能が高い、と言えるでしょう。

なお、価格としては、SurfaceBookが高く見えていますが、CPUのスペックが異なるためです。MacBook ProのCPUをCore i7にカスタムした場合、228,800円となり、差はほとんどありません。むしろ、その他のGPU等を考慮すると、SurfaceBookの方がコストパフォーマンスは高いと思います。

機種 MacBook Pro 2016 new Surface Book i7
発売日 2016年10月 2016年10月(日本未発売)
価格 178,800 (税別)〜 2399ドル〜
サイズ 1.49cm × 30.41cm × 21.24cm 1.30 - 2.28cm × 31.23cm x 23.21cm
重さ 1.37 kg 1.647kg
初期OS macOS Sierra Windows 10 Pro
Office Premium Home & Business プラス Office 365 サービス
CPU 第6世代2.9GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大3.3GHz)、4MB共有L3キャッシュ 第6世代Intel® Core™ i7
GPU Intel Iris Graphics 550 GeForce GTX 965M(独立GPU)
メモリ 8GB(16GBはオプション) 8 GB または 16 GB
容量 256GBまたは512GB 128 GB、256 GB、512 GB、または 1 TB
バッテリー 最大10時間 最大16時間
ディスプレイ Retinaディスプレイ
IPSテクノロジー搭載13.3インチ(対角)LEDバックライトディスプレイ、2,560 x 1,600ピクセル標準解像度、227ppi、数百万色以上対応
スクリーン:13.5 インチ PixelSense™ ディスプレイ
解像度: 3000 x 2000 (267 PPI)
縦横比: 3:2
タッチ: 10 ポイント マルチタッチ
外部IF Thunderbolt 3(USB-C) × 4 フルサイズ USB 3.0 x 2
フルサイズ SD™ カード リーダー
SurfaceConnect™ (充電、ドック用端子)
ヘッドセット ジャック
Mini DisplayPort
Wi-Fi 802.11ac Wi-Fiワイヤレスネットワーク接続、IEEE 802.11a/b/g/nに対応 802.11ac Wi-Fi ワイヤレス ネットワーク、
IEEE 802.11a/b/g/n をサポート
Bluetooth Bluetooth 4.2ワイヤレステクノロジー Bluetooth 4.0 ワイヤレス技術
セキュリティ Touch ID Windows Hello5 顔認証サインイン
カメラ 720p FaceTime HDカメラ 5.0 メガピクセルのフロント カメラ
8.0 メガピクセルのリア カメラ (オートフォーカス付き) と 1080p HD でのビデオ撮影
Touch Bar Touch IDセンサー付きTouch Bar -
同梱物 MacBook Pro
61W USB-C電源アダプタ
USB-C充電ケーブル(2 m)
Surface Book
Surface ペン
一体型キーボード
電源アダプター
クイック スタート ガイド
安全性および保証に関するドキュメント

※優れていると思われる箇所を青字にしています。 

 

MacBook Proの特徴

Touch Bar

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今回、Appleの「Hello again」イベントで最もプレゼンに力が入れられていたTouch Bar。従来ファンクションキーが取り除かれ、新しく設置されたタッチ対応ディスプレイです。アプリケーションや操作によって、様々な機能を持ったボタンとして割り当てたり、写真のサムネイルを表示させるなどが出来るようになります。

特にAdobePhotoshopや動画編集ソフトなどでは、今までにない直感的な操作が可能になるようです。メジャーなアプリケーションが多くTouch Barに対応するかどうかが重要なポイントですね。

展示されたMacBook ProのTouch Barを触りましたが、とても滑らかな操作感と電子ペーパーのような視認性の良さを併せ持っていました。文字入力中は、予測変換が表示されるのですが、ブラインドタッチの場合、視界に入らないので、全く利用シーンがありません。そのため、機能としては、エディタよりも動画編集や画像編集のようなクリエイティブ系の操作において、とても便利になりそうな気がします。

また、アプリによってはファンクションキーを常に表示させておきたい人もいると思いますが、アプリごとに表示を設定出来るようなので、その点は安心です。

より薄く・より小さく・より軽く

スペックに記載の通り、今までで最も薄く、小さく、軽いMacBook Proです。パフォーマンスは向上しているにも関わらず、従来のMacBook Airよりも薄く、小さくなっています。SurfaceBookと比較すると約300グラム軽く、フットワーク軽く活躍してくれそうですね。

早速、家電量販店でTouchBar無しverのMacBook Proを触って来ましたが、このコンパクトさに詰め込まれたパフォーマンスの高さが非常に際立って、かっこよかったです。しかもスペースグレイがまたクールでいい感じです。

SDカード/HDMI/マグセイフの排除

スペック表の「外部IF」を見ていただくとわかるとおり、MacBook ProにはThunderbolt 3(USB-C)ポート4つしかありません。今まで使用していたSDカードや外付けHDD、ディスプレイなどを繋げる場合は、変換アダプタを使用する必要があります。USB-Cに対応した各製品が普及するまでの移行期については、あまりスマートではないですが、この変換アダプタが必要になりそうです。

今回、マグセイフも排除され、USB-Cでの充電となったため、左側のポートだけでなく右側のポートにケーブルを刺しても充電が出来るようになりました。

www.gizmodo.jp

 

Surface Bookの特徴

着脱式高画質ディスプレイ&ペン

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まあ、この点は、初代SurfaceBookと変更がないのですが、MacBook Proには無い特徴という意味で挙げました。SurfaceBookは、ディスプレイとキーボードを着脱可能な構造になっており、PCとしてだけでなく、タブレットとしても利用が可能です。また、付属のペンを利用して、まるで紙に書いているようにデザインをすることが出来ると言います。

グラフィック性能の高さ

GPUNVIDIAの『GeForce GTX 965M』を搭載しており、MacBook Pro(2015)とでは、公称で「3倍のグラフィックス性能」と謳っています。今回のMacBook Proのアップデートでは、グラフィックスが130%高速化しているとAppleは言ってますが、それよりも高性能だということになります。

VR対応

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HPやデルなどWindows 10 PCを販売するパートナー企業各社が、Windows10対応のVRヘッドセットを2017年に発売するとマイクロソフトが予告しました。価格は299ドルからと、これまでにVRヘッドセットよりも低額で、これはかなり気になるポイントです。2016年10月時点では、Mac OSに対応したVRヘッドセットは発売されておらず、予定も公表されていません。SonyPlayStation VRで盛り上がっているVR、SurfaceBookであれば、十分楽しむことができそうです。

 

まとめ

いかがでしょうか?同時期に発表、発売を開始したMacBook Pro 2016とnew Surface Book i7。「タブレットとしても使用したい」、「VRも楽しみたい」という場合は、SurfaceBook、「TouchBarを使って先進的なクリエイティブな操作をしたい」という場合はMacBook Pro、といった感じでしょうか。この他にもよく使用するアプリケーションの対応度合いなども含めて、各々検討してみると良いかもしれません。

私は、VRが気になりつつも、結局MacBook Proを買うことになるような気がします。まあ、そもそも new Surface Book i7は、まだ日本で発売されていないんですけどね。

 

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