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クリエイターでなくとも新型iPad Proが仕事で使えるか検証してみた結果

今回、気づいたらポチっていた新型iPad Pro 11インチですが、Apple PencilやSmart Keyboard Folioまで購入し、13万円ほどの投資額となっています。Wi-Fiモデルの64GBを選んだものの、結構な金額ですよね。
アップデートの内容的にはグラフィックデザイナーや動画編集などのクリエイター向けであったのにも関わらず、クリエイターではない私が買ってしまいました。せっかく買ったiPad Proなので、プライベートでブログ書いたり、ブラウジングするだけではなく、仕事で使えないか検証してみました。


Apple Pencilは思考の整理に良い

ネット系企業のディレクターとして働いていると、サイトの画面イメージや思考整理を行う際にペンで描きたいことが時々あります。もともとは紙のノートとペンやホワイトボードを利用していましたが、そのためにノートやペンを持っておき、取り出すこと自体が結構面倒くさい。さらにデータ化したい場合は、スマホで写真に撮って、slackやAirdropなどでMacbookに移動、Confluenceやファイルサーバなどに格納して共有するなど、手間が多くなってしまうため、いつもどうにかならないかと考えていました。


純正メモアプリは書き心地はGoodだが、slack連携に難あり

第2世代のApple Pencilを買ったのも、半分それが理由だったりするので、早速職場で試してみてます。iOS標準のメモアプリを使っているのですが、さすが純正といったレベル。非常に滑らかな描き心地で、遅延も一切ありませんし、ペンと消しゴムをダブルタップで切り替えられるのも素晴らしいです。ちょっとした書き直しや修正がとても楽です。

ただ1点、残念なポイントがありました。メモアプリで書いた内容を画像ファイルとしてslackにPOSTしたいのですが、それがうまく機能しません。コメントの記載はできるものの、画像が反映できない状態なのです。そのため、一旦は画像ファイルとして保存した上で、そのファイルをアップロードするという一手間を加えてPOSTする形となります。この点については、今後のバージョンアップで解消されることを願っています。

MicrosoftOneNoteが良さそう

Apple Pencilに対応している良い感じのメモ帳アプリとして、One Noteアプリが紹介されている記事があったので、試しに使用してみました。残念ながらダブルタップによる消しゴム切り替えには対応していなかったものの、slackにはそのままPDFファイルとして投稿できることが確認とれました。どちらも一長一短ではありますが、仕事柄slackへのPOSTが前提であればOne Noteで描くのが良さそうです。

USB Cポートでプロジェクター投影もスムーズに

新型iPad Proでは、ついにLightningケーブルから脱却し、USB Type-Cに移行されています。これによって、Macbook Proと同様にHDMI -> USB Cの変換アダプタを挟むことでプロジェクタの投影が可能です。iPad Proで表示している画面をそのままプロジェクタに投影するミラーリング方式のみではありますが、これができることで、メモの記載内容を表示したままディスカッションを行なったり、プレゼンをすることもできます。

職場でも、メモアプリで書いた要件をそのままプロジェクタに投影しながら説明、追記などをしてみたのですが、ホワイトボードよりも描きやすいのと、広さに上限がないので、詰まることがないのが良いですね。これで、インク切れのペンで無理やり書くストレスや最後に消さないといけない手間からも解放です。

今後、ほかのアプリも含めて、より効率的な仕事での使い方を見つけたら紹介していきたいと思います。