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SIerのSEが事業会社のディレクターに転職した結果

気づけば転職してから1年以上が経ちました、KYOです。新しい会社に入って以降、本当に月日が経つのが早く、焦りも感じていたのですが、周りに負けないよう成長できるようにひたすら頑張っていたら、あっという間に時間が経っていました。そのせいで、なかなかブログの記事も更新できていない状況でしたが、SIerから事業会社のディレクターに転職した元SE30歳がどうなったのかをまとめてみようと思います。

なお、転職した理由については、思ったより長くなったので別の記事にまとめています。もしよかったらこちらも見てみてください。

papatech.hatenablog.com

 

転職後はディレクターとして企画・開発ディレクション

今はWeb系事業会社のディレクターとして、プロダクトを通してユーザへの提供価値を高めていくための企画や開発ディレクションを担当しています。開発ディレクションは、前職のSE時代に一通り経験しているため、文化や仕様理解のオーバーヘッドを除けば、ビジネス要件をシステム要件に落とし込んでいくこと自体に大きなギャップもなく進めることが出来るようになったと思います。

一方で、企画としては、漠然とした戦略テーマに対して、定量調査、定性調査を経て、具体的な課題を設定、優先度をつけながらビジネス要件として言語化、ビジュアル化することをしています。この課題設定を誤ると、どれだけ良い機能やUIを考えても、ビジネス的な目的を達成することはできないのですし、その課題解決によって逆に影響を受けてしまうユーザもいることを考慮した全体最適が必要となるのが非常に難しいポイントです。また、プロダクトの要件を決めるだけでなく、ビジネスとして費用対効果があるのか、メリットデメリット比較した時にやるべきなのか、なども言語化、数値化することもやっています。限られたリソースにおいて、多くの案件が走るの中で、何を優先度高くやるべきかを決めるために行うのですが、これがまた答えが決まっているわけではないので、難しくもあり遣り甲斐のあることですね。

 

挫折を味わう

転職からしばらくは、企画としての浅さを実感したのと、一つ一つの基礎スキル不足から苦しい時期が続きました。何やるにも調べたり勉強したりしながらのタスクで、時間がかかりすぎてました。そうすると本質的な検討部分にパワーがかけられず、微妙な筋なアウトプットしか出せず、辛かったです。

例えば、ある仮説の検証のために、サービスの利用データを基に分析をしたいとなった場合、対象のデータはどのスキーマのどのテーブルのどのカラムか分からない。そのフラグの意味が分からない。SQLの書き方もBIツールの使い方も分からない。そんな状態なので、今なら30分で終わる作業も3日間ぐらい平気でかかってました。訊かないと誰も分からないような環境がイケてない気もしますが。

また、新規事業検討を任せされたときも壁にぶつかりました。そもそも業界知識もまだ全然無い頃で、ニーズも業界構造もわからないし、なにをどうしたらいいかわかりませんでした。WEBアンケートなどで調査を進めたりもしたものの、当たり障りのない結果にしかならない。どんなサービスのモデルなら良いかを判断できるような決定的なデータも無い。当然、そんな簡単に分かるようなものであれば、他社がやってるであろうと考えると、難しいものだとは思います。ただ、なかなか具体的に前に進めることが難しくなってきたころ、うまく行かない葛藤の中で、尊敬するプロダクトオーナーに「お前は何がしたいのか?したいことに必要な材料を集めるような仕事をしないと、いつまても何も実現できないよ」と言われハッとさせられました。

世の中にない新しいサービスの検討は、アンケート調査やデータ分析をしたとしても必ずしも明確な答えが導き出すことができるとは限りません。それなのに無い答えを調査で見つけようとしていたのです。成功する企画者の思考は逆でした、まず大事なのは「何をやりたいか」という自分の意思なんだと。

 

転職した結果どうなったのか

業界も職種も異なる転職で挫折がありながらも、1年以上経ち、なんとか今の職場の文化や考え方、仕組みにも慣れてきています。新しいメンバーがジョインすると、入社当時の自分を思い出しますね。多少なりとも成長できたかなと思います。

年収についても、前職よりも100万円以上アップすことができました。私の場合、元々年収に不満があったわけではありませんが、妻子持ちであることもあり、さすがに生活水準を大きく落とすこともできないし、子供の教育費なども多くかかってくることを考えると転職先の選択基準の一つとして年収も重要でした。そのため、転職活動中にミーダスで年収を計ったり、業界トップクラスのリクルートエージェントでエージェントに相談しながら自分の市場価値を知りつつ、企業を絞っていきました。それによって、各企業の文化や業務内容だけでなく、平均年収や入社後に年収が上がりやすいかなどを調べました。

その結果、業界も業種も変わるキャリアチェンジではありつつも、前職と同等の年収に維持することができました。そして、転職後しばらくした後の昇給のタイミングで年収を100万円ほど上げることにも成功できたので、転職に限らないことですが、何事も事前の調査、準備は非常に重要です。

 

感想

転職前は、業界も職種も異なるキャリアへの転職になることへの不安や希望などが入り混じってはいましたが、今となって転職して本当に良かったです。業務も忙しく、毎日自宅に帰るのが22時〜24時ぐらいになってしまっているのですが、やはりやりたい事やるのが一番良いですね。このご時世、大手企業でもリストラや倒産などもありますし、転職も当たり前の選択肢として検討してみるのもアリかもしれません。さあ、次はどうしようかな。