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年間20万円得する格安スマホにする方法を分かりやすく説明する

最近、妻の友人夫婦と話す機会があった際、スマホの話題になったのですが、格安SIMやSIMフリースマホについてよく知らず、毎月1万円ほどキャリアに支払っているとのことでした。理由は、「安くしたいけど、よくわからないから、そのまま機種変している」、「中途解約で違約金かかるっぽいから、とりあえずそのままにしている」といった感じ。きっと同じような感覚の方が多いと思いますので、一度簡単にまとめてみます。

 

<目次>

 

途中解約してもオトクなの?

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妻の友人夫婦をベースに年間で計算してみますと、ざっくりですが、年間で20万円ほどお得になることがわかります。5年で100万円ですからね、相当大きい額です。

 現在  : 月額1万円 × 2名 × 12ヶ月 = 24万円 

 移行後 : 月額500円〜2千円 × 2名 × 12ヶ月 = 1万2千円〜4万8千円

 差額  : 19万円2千〜22万8千円

 

ここから、移行に伴う初期費用として、途中解約に伴う違約金(1万円 × 2名)や新しく購入するスマホ端末代(4万円 × 2台)、格安SIM初期費用(3千円)の合計10万3千円を差し引いても十分すぎるほどお得。だいたい半年で元が取れる計算となります。

ちなみに、私自身は、HUAWEIのP9というスマホを家電量販店で購入し、BIGLOBEの格安SIMをネットで契約して利用しています。2年以上前から妻二人と月々約4,000円なので、40万円ほど得していることになりますね。

 

得なのは分かったけど、格安SIMとかよくわからん。ってかSIMって何?

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お得なのがわかっても、用語がわからず、思考停止してしまう方が多いので、さらっと説明します。(厳密に言えば、正しくない表現も含まれますが、わかりやすさを優先します)

 

じゃあ、どうやったらその格安SIMにできるの?

スマホ代を安くするには、SIMフリースマホに格安SIMを入れることで実現出来ます。格安SIMのキャリアに対応したスマホを調達し、別に格安SIMを契約します。スマホの種類が限られますが、格安SIMとSIMフリースマホのセットプランもあります)

1.スマホ本体を調達する

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家電量販店の格安スマホコーナーや、メルカリ、ヤフオクなどでSIMフリースマホを購入します。パソコンやテレビを買うのと同じです。ドコモショップなどでは端末のみは購入出来ませんので、ご注意ください。

ハイスペックを求める方であれば、7,8万円〜10万オーバーのiPhoneApple Storeのみ)やSony Xperia Zシリーズなど。防水防塵、おサイフケータイを求めるなら、4,5万円程度の富士通 arrowsなど。その他、そこそこのバランス型であれば、3万〜5万クラスであるHUAWEIのP9, ASUSのZenPhoneなど。基本的に、自由に選び放題ですが、このあたりを中心に検討してもらえれば間違いないと思います。

 

=2016/10/23追記=

私が購入したのは、HUAWEI P9という5万円クラスのスマホです。レビュー記事をアップしたので、よかったらこちらもどうぞ。

papatech.hatenablog.com

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※現在のスマホSIMロック解除出来れば、新しくスマホを購入する必要はありません。キャリアに問合せしてみましょう。

※契約する格安SIMが、現在のキャリアの回線であれば、そのまま端末を使用できます。多くの格安SIMは、Docomoの回線であるため、Docomoスマホの場合はそのまま使用する可能性が高いです。

2.格安SIMを選ぶ

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格安SIMを選ぶに当たってまず確認すべき点は、1ヶ月あたりに使用するデータ通信量です。データ通信量で毎月の料金プランが決まってきます。現在のスマホで「設定」から確認してみましょう。1GBでしょうか?3GBでしょうか?10GBでしょうか?

ちなみに、MM総研による2015年12月の調査結果では、過半数のユーザは3GB以下のデータ通信量だそうです。

月間通信量は「~1GB以下」19.6%、「~2GB以下」21.4%、「~3GB以下」13.3%となり、約54%のユーザーが3GB以下の通信量となった。

データ通信量がわかれば、比較サイト上の該当するプランをベースに、2,3社に絞っていきます。絞るための最重要ポイントは、もちろん人にもよりますが、多くの方は通信速度でしょう。動画を見る方は、225Mbps以上のプランを。動画を見ずにLINEやネットだけできれば良いという方は、500Kbps程度のプランでも十分かと思います。

kakaku.com

あとは、3日間の通信料制限有無や、通信料繰越し有無、SIM枚数、などを中心により良いサービスを選びます。各社のホームページで詳細を確認出来ます。 

なお、SIMの種類として、データ通信のみ、SMS付き、音声通話付きの3種類あると思いますが、最低でもSMS付きをオススメします。サービスの個人認証用に必要なケースが時々ありますので。音声通話は、050系のアプリやSNSでなんとかなりますが、不安な方は付けておきましょう。

3.格安SIMを契約する

まずは、現在のキャリアに解約(転出届け)をします。電話番号を引き継ぎたいという方がほとんどだと思いますが、その場合は、解約の際に、その旨を伝えてください。そうするとMNP予約番号というものを発行してもらえます。

そして、格安SIMの契約をします。IIJ mioや楽天バイルなどを除いて、ほとんどのサービスでは、店舗を持たず、ネットでのみ契約を受け付けていますので、各社のホームページにアクセスして、新規申し込みを行います。申込時に、発行してもらったMNP予約番号を入力することで、電話番号を引き継ぐ事が可能です。

申し込みを行うと数日後に、郵送でSIMが送られてきますので、スマホに入れて簡単な設定を行えば完了です。

詳しくは、こちらに分かりやすくまとめられていますので、御覧ください。

 

また、LINEや画像、アプリデータなどは、基本的に引き継ぐことが出来ます。(そちらの方法はまた別でまとめる予定です)

※なお、docomo.ne.jpなど、キャリアのメールアドレスは、引き継ぐことが出来ませんので、Gmailやyahooメールなどのアドレスを作成しておきましょう。

 

デメリットはないの?

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一般的には、下記のことがデメリットとして言われていますが、私としては年間20万円のメリットのほうが圧倒的に大きいので、格安SIMを使っています。アドレスはGmailですし、キャリアのサービスで使っていたものがそもそもない、速度も通常の利用では問題ない、サポートが必要にならない(なってもネットで問合せで十分)といった感じです。

  • キャリアのメールアドレスが使えない
  • キャリアのサービスが使えない
  • 通信速度が遅くなりやすい
  • サポートが不十分(店舗が無い・少ない) 

個人的に一番不便だと思うのは、「LINEでのID検索が出来ない」ことです。LINEでは、未成年者を保護するためにキャリアの年齢確認が出来たアカウントでのみID検索ができるのですが、格安SIMではそれが出来ないのです。

致命的ではないものの、共通の知り合いにグループを作ってもらう、QRコードをメールで送ってもらってそれを読み取る、などの手間が必要になってしまいます。LINE側と格安SIM側にここは改善してもらいたいですね。

まとめ

デメリットよりもメリットがあると思う方は、是非この機会に格安SIMにして年間20万円得してみてはいかがでしょうか?

この前説明した妻の友達夫婦は、本当に格安SIMに変えているだろうか。んー、きっと変えていないだろうな。