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自粛生活に最適なプロジェクターEXPLORE3とMOGO Proを比較レビューする

f:id:kyo6448:20200725173720p:plain 新型コロナの影響で、外出自粛が長期化している中で、いかに自宅で楽しみを作っていくかは重要ですよね。 映画が趣味な方もいると思いますが、映画館も最新の上映はされてないですし、スマホやテレビで見るのは味気ない。 そんな時に、ホームシアターのように大画面で映画を楽しめるようにしたいと思って、プロジェクターを購入してみました。

今回購入したプロジェクターは、据え置き型 ViviMAGE EXPLORE3とモバイル型 XGIMI MOGO Proの2台です。 この2台は、コンセプトも価格帯も全く異なるため、競合するような製品では無いのですが、自宅で映画を楽しみたいライトユーザーにとっては、どちらも選択肢になると思いますので、比較してみたいと思います。

まずは純粋なスペック比較から。

ViviMAGE EXPLORE3 XGIMI MOGO Pro
外観
サイズ 293 x 204 x 115mm 146 x 105.5 x 94.5mm
投影解像度 1920 x 1080 (1080p) 1920 x 1080 (1080p)
明るさ 6,500ルーメン 300ANSIルーメン
投影サイズ 53~300インチ 30~100インチ以上
投影比 投影距離2m : 60インチ 投影距離2m : 76インチ
コントラスト比 6000:1 1,000:1
オートフォーカス なし あり(高速)
スピーカー 10Wx2基 3Wx2基(Harman Kardon)
OS なし Android TV 9
バッテリー なし 10,400mAh(動画 最大4時間)
価格(定価) 26,980円 74,800円(税込)

どちらも画質はフルHDで同等。違いをざっくりまとめると、EX3のほうがコントラスト比が強く、投影最大サイズが大きくて、 MOGO Proは、サイズがコンパクトでAndroid TVが搭載されていたり、オートフォーカス機能があるので、手軽に投影できる特徴がある感じ。

コスパのVivimage EXPLORE3

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VIVIMAGE EXPLORE 3

フルHDの高画質と明るさ

格安プロジェクターでは、フルHDまで対応しているものが限られるのですが、EX3は実際とてもキレイな映像を投影してくれます。明るさも想像以上で、暗室で投影すると眩しく感じるぐらいです。画質の悪さが気になってしまうとか、ピントが合わないなんてこともありません。

さらに10Wのスピーカーを2基も搭載しているため、音質も良く、スカスカの音質ではないです。もちろん全身が包まれるようなサラウンドでは無いですが、音量を上げても十分聞けるスピーカーを搭載していると思います。

最大300インチまで大きく投影することもできるため、十分、映画館で映画を楽しんでいるのと同じ感覚になれます。

EXPLORE3の不満点

一方で、いくつか不満に感じる点も出てきました。

まず、ファンの動作音が結構気になります。明るさとの代償で、本体が熱を持つため、どうしてもファンを回す音が大きくなりがちです。 映画が始まると気にならなくなるのですが、最初や静かなシーンでは気になってしまうと思います。

また、いざ映画を見ようと思っても、テーブルに設置したり、PCやiPadなどにHDMIケーブルで接続したり、まぁまぁ準備が大変です。 たまに見るだけなので、許容範囲ではあるものの、この煩わしさは解消したいポイントです。 ただ、固定の場所に設置したり、Amazon Fire Stickを挿しっぱなしにできれば、問題ないと思います。

XGIMI MOGO Pro最強説

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XGIMI MOGO Pro

圧倒的に手軽でコンパクト

まずサイズが圧倒的に小さく、Ex3と比較すると接地面積ベースで1/4弱ほどしかないので、場所を取りません。狭い家では非常にありがたいポイント。
そしてAndroid TVが搭載されているため、PCやiPadスマホとの接続なく、単体でアプリをインストールして使うことができますし、充電しておけば、電源ケーブルも必要なく、MOGO ProさえあればOKという圧倒的手軽さ

イメージ的には、画面がないプロジェクター型のスマホって感じです。

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EX3とMOGO Pro

しかもオートフォーカスで勝手にピント合わせ&上下補正をしてくれるので、映画を見たいと思ったときにサクッと設置して、すぐに鑑賞を楽しむことができます。 ちょっと位置を直しただけでも、自動で認識して微調整してくれる。(横向きの台形補正は手動で設定する必要があります)

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MOGO Proのオートフォーカス

Ex3とMOGOの映像を比較してみると、Ex3のほうが若干明るい気がしますが、投影サイズはMOGO Proのほうが明らかに大きいです。

  • 青く写っている範囲が、Ex3による投影
  • アプリや動画が並んでいるのが、MOGO Proによる投影

※投影レンズが壁から同じ距離になるよう設置しました。

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投影比較

ただ、Ex3のほうが明るいと言っても、さすがに部屋のライトを付けていると厳しいですが、暗室であればMOGO Proも十分すぎる明るさです。

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MOGO Proの投影明度(左:シーリングライトON、右:OFF)

MOGO Proであれば、コンパクトなサイズとバッテリー駆動なモバイルプロジェクターである利点を活かし、寝室で天井に投影することもできますし、スペックの騒音 <30dbであるとおり、ファンの音もほとんで聞こえないので、寝る間際にプラネタリウム鑑賞を楽しむことができます。

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MOGO Proの天井投影

結局どっちが良いのか

大きな部屋で大きなサイズの映画をガッツリ見たい方や、プロジェクターを常設できるスペースがあるのであれば、非常にコスパの高いEx3がオススメです。 最大300インチにもなる映像を格安に楽しむことができます。

そこまで大きくないお部屋でプロジェクターを常設できない方や、PCやタブレットを接続することもなくサクッと映画やゲームを楽しみたいのであれば、MOGO Proが最適だと思います。 この手軽さは一度体験すると戻れません。

在宅が多くなっている中で、自宅での有意義な時間を過ごす方法の一つとして、ぜひプロジェクターの購入を考えてみては。 毎晩の映画が楽しみになって日常が少し変わりますよ。