自粛生活に最適なプロジェクターEXPLORE3とMOGO Proを比較レビューする
新型コロナの影響で、外出自粛が長期化している中で、いかに自宅で楽しみを作っていくかは重要ですよね。 映画が趣味な方もいると思いますが、映画館も最新の上映はされてないですし、スマホやテレビで見るのは味気ない。 そんな時に、ホームシアターのように大画面で映画を楽しめるようにしたいと思って、プロジェクターを購入してみました。
今回購入したプロジェクターは、据え置き型 ViviMAGE EXPLORE3とモバイル型 XGIMI MOGO Proの2台です。 この2台は、コンセプトも価格帯も全く異なるため、競合するような製品では無いのですが、自宅で映画を楽しみたいライトユーザーにとっては、どちらも選択肢になると思いますので、比較してみたいと思います。
まずは純粋なスペック比較から。
ViviMAGE EXPLORE3 | XGIMI MOGO Pro | |
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外観 | ||
サイズ | 293 x 204 x 115mm | 146 x 105.5 x 94.5mm |
投影解像度 | 1920 x 1080 (1080p) | 1920 x 1080 (1080p) |
明るさ | 6,500ルーメン | 300ANSIルーメン |
投影サイズ | 53~300インチ | 30~100インチ以上 |
投影比 | 投影距離2m : 60インチ | 投影距離2m : 76インチ |
コントラスト比 | 6000:1 | 1,000:1 |
オートフォーカス | なし | あり(高速) |
スピーカー | 10Wx2基 | 3Wx2基(Harman Kardon) |
OS | なし | Android TV 9 |
バッテリー | なし | 10,400mAh(動画 最大4時間) |
価格(定価) | 26,980円 | 74,800円(税込) |
どちらも画質はフルHDで同等。違いをざっくりまとめると、EX3のほうがコントラスト比が強く、投影最大サイズが大きくて、 MOGO Proは、サイズがコンパクトでAndroid TVが搭載されていたり、オートフォーカス機能があるので、手軽に投影できる特徴がある感じ。
高コスパのVivimage EXPLORE3
フルHDの高画質と明るさ
格安プロジェクターでは、フルHDまで対応しているものが限られるのですが、EX3は実際とてもキレイな映像を投影してくれます。明るさも想像以上で、暗室で投影すると眩しく感じるぐらいです。画質の悪さが気になってしまうとか、ピントが合わないなんてこともありません。
さらに10Wのスピーカーを2基も搭載しているため、音質も良く、スカスカの音質ではないです。もちろん全身が包まれるようなサラウンドでは無いですが、音量を上げても十分聞けるスピーカーを搭載していると思います。
最大300インチまで大きく投影することもできるため、十分、映画館で映画を楽しんでいるのと同じ感覚になれます。
EXPLORE3の不満点
一方で、いくつか不満に感じる点も出てきました。
まず、ファンの動作音が結構気になります。明るさとの代償で、本体が熱を持つため、どうしてもファンを回す音が大きくなりがちです。 映画が始まると気にならなくなるのですが、最初や静かなシーンでは気になってしまうと思います。
また、いざ映画を見ようと思っても、テーブルに設置したり、PCやiPadなどにHDMIケーブルで接続したり、まぁまぁ準備が大変です。 たまに見るだけなので、許容範囲ではあるものの、この煩わしさは解消したいポイントです。 ただ、固定の場所に設置したり、Amazon Fire Stickを挿しっぱなしにできれば、問題ないと思います。
XGIMI MOGO Pro最強説
圧倒的に手軽でコンパクト
まずサイズが圧倒的に小さく、Ex3と比較すると接地面積ベースで1/4弱ほどしかないので、場所を取りません。狭い家では非常にありがたいポイント。
そしてAndroid TVが搭載されているため、PCやiPad、スマホとの接続なく、単体でアプリをインストールして使うことができますし、充電しておけば、電源ケーブルも必要なく、MOGO ProさえあればOKという圧倒的手軽さ。
イメージ的には、画面がないプロジェクター型のスマホって感じです。
しかもオートフォーカスで勝手にピント合わせ&上下補正をしてくれるので、映画を見たいと思ったときにサクッと設置して、すぐに鑑賞を楽しむことができます。 ちょっと位置を直しただけでも、自動で認識して微調整してくれる。(横向きの台形補正は手動で設定する必要があります)
Ex3とMOGOの映像を比較してみると、Ex3のほうが若干明るい気がしますが、投影サイズはMOGO Proのほうが明らかに大きいです。
- 青く写っている範囲が、Ex3による投影
- アプリや動画が並んでいるのが、MOGO Proによる投影
※投影レンズが壁から同じ距離になるよう設置しました。
ただ、Ex3のほうが明るいと言っても、さすがに部屋のライトを付けていると厳しいですが、暗室であればMOGO Proも十分すぎる明るさです。
MOGO Proであれば、コンパクトなサイズとバッテリー駆動なモバイルプロジェクターである利点を活かし、寝室で天井に投影することもできますし、スペックの騒音 <30dbであるとおり、ファンの音もほとんで聞こえないので、寝る間際にプラネタリウム鑑賞を楽しむことができます。
結局どっちが良いのか
大きな部屋で大きなサイズの映画をガッツリ見たい方や、プロジェクターを常設できるスペースがあるのであれば、非常にコスパの高いEx3がオススメです。 最大300インチにもなる映像を格安に楽しむことができます。
そこまで大きくないお部屋でプロジェクターを常設できない方や、PCやタブレットを接続することもなくサクッと映画やゲームを楽しみたいのであれば、MOGO Proが最適だと思います。 この手軽さは一度体験すると戻れません。
在宅が多くなっている中で、自宅での有意義な時間を過ごす方法の一つとして、ぜひプロジェクターの購入を考えてみては。 毎晩の映画が楽しみになって日常が少し変わりますよ。